先日、とある番組で興味深いテーマの特集がやっていた。
テーマは「日本はなぜ労働生産性が低いのか?」
(あくまでここで言うのは原因の一つとしての話なので、これが全てではない)
そこで比較対象になっていたのが、ドイツ。
日本と同じ第二次世界大戦敗戦国・製造が盛んな国でありながら、
ドイツの労働生産性は世界TOP10入り。日本は20位。(G7の中では最低)
ふむふむ。
で、具体例として取り上げられていたのがご存知PUMA。
ドイツ本社の様子が紹介されていたのですが、これが面白かった!
(背景としてドイツも、労働時間に対して管理が厳しい)
・労働時間は1日8時間と決められていて、違反をすると国から厳しく処罰される
・とは言っても超過してしまうことが現実には起こるので、その分を従業員がストックして、
自分が休みにしたい時間に当てられる。これが制度として整備されている。
・その時、上司への申請はいらない。周りの空気を読む必要もない
・ショートMTG(15分ほど)がオフィスの至る所で実施されている
・とりあえず、良いと思ったら始めてみて、やりながら修正(準備、事前分析に時間をかけない)
・だから失敗しても撤退が早いし痛手が少なくて済む など
とても合理的!と思った。
また、休日や早退時に「上司への申請がいらない」というのは、びっくりしたが、
これは「就職」と「就社」の文化の違いもあるので、なんとも言えないが、
「いいな〜」と思う会社勤めの人は多いんじゃないかな?
※欧米はあくまで「職に就いている」のであって、その職を全うするのが責務だから、
時間の使い方についてまで管理されない。
特集でやっていたこと以外にも、小さな取り組みの違いが沢山あると思う。
よく言えば合理的で、悪く言えば無機質・・と感じるかもしれないが、
結果的にはとても温かいものだと自分は感じた。
一時的な感情ではなくきちんと仕組みとして設計しているからこそ、
大切にしたいことが大切にできている。
とても勉強になりました。
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